KONAMIは本日(8月28日),アクションゲーム「Castlevania Dominus Collection」(キャッスルヴァニア ドミナス コレクション。PC / PlayStation 5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch)を発売した。全機種ダウンロード販売で,価格は2750円(税込)。
これまで同社は,1986年より38年の歴史を持つアクションゲーム
「悪魔城ドラキュラ」の過去シリーズをオムニバス的にまとめたタイトルを多数販売している。本作もその一環で,今回はニンテンドーDSで発売された
「悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架」(2005),
「悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス」(2006),
「悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印」(2008)の3タイトルに加え,1988年にアーケード向けにリリースされた
「悪魔城ドラキュラ」とそのアレンジ版
「悪魔城ドラキュラ Revisited」が収録される。
ニンテンドーDSで発売された3部作を,発売されたすべての国のバージョンでプレイ可能
|
この発表および発売にあたり,メディア向けのハンズオンが同社にて開催された。本稿ではそのNintendo Switch版のプレイレポートとともに,ゲームの具体的な仕様についてもレポートする。なお文中のボタン表記はNintendo Switchのコントローラに準じている。
今回は「悪魔城ドラキュラ」ではなく,海外タイトルである「Castlevania」の名前が冠された本作。ハンズオン時に担当者に聞いたところ,グローバルで販売する意図でこのタイトルが付けられているそう。そして「Dominus」は,「悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印」に出てくる「支配」を意味する重要なキーワードであるとのこと。
「Castlevania Dominus Collection」タイトル画面
|
今回収録される主要3作品はニンテンドーDSでリリースされたタイトルで,同機種の上下2画面の構成を1つの画面に集約している。画面構成は5種から選択が可能で,DS版のように2画面を表示するもののほか,画面切り替えで見ることができた各種データを常時表示する3画面構成の設定もある。
デフォルトの3画面表示スタイル。これは「悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印」の画面で,右下に装備品や戦っている敵のデータを表示
|
5つのスタイルの表示設定。いつでも切り替えが可能
|
ニンテンドーDSと同じ,2画面を上下に表示するスタイル
|
2画面を横に並べるスタイルもある。遊びやすい画面でプレイしよう
|
それぞれがDSのタイトルということで元々は画面のタッチ操作もあったわけだが,これはRスティック+ZRボタンでカーソルを動かすことで行う仕組み。ハードがNintendo Switchであれば,携帯モードでプレイすることで,オリジナルと同様にタッチ操作も行える。
ゲームにはタッチ操作に対応した仕掛けや入力方法もあるので,プレイ時はこの操作を頭に置いておきたいところ。また,タッチ操作で行っていたものをボタン操作に変換した要素も存在する。
タッチ操作として象徴的な「悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス」のエンブレム登録画面。エンブレムの絵柄はプリセットのものもあるので,こだわりがなければそちらを選んでもいい
|
この手のクラシックゲームを遊ぶにあたっての便利な機能も多数搭載されている。本編のセーブ機能とは別にある「いつでもセーブ&ロード」機能や,リアルタイムな「巻き戻し」機能といったゲームプレイ役立つもののほか,世界4地域(日本 / 北米 / 欧州 / 韓国
※「奪われた刻印」のみ)のバージョン切り替え機能なども用意されるなど,プレイヤーの幅広いニーズに応えている。
ZLボタンを長押しすると巻き戻しモードに。画面下に表示されたゲージの分だけ巻き戻せる
|
収録されるニンテンドーDSタイトルは3作品で,2005年から2008年にかけてリリースされたものだ。すべてが
「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」で確立された探索系アクションRPGのゲームシステムを導入していて,単体でもかなりボリュームのある作品がそろっている。
「悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架」は,ゲームボーイアドバンスで2003年に発売され,
「Castlevania Advance Collection」(PC / PlayStation 4 / Xbox One / Nintendo Switch)に収録されている
「キャッスルヴァニア-暁月の円舞曲-」の続編。2035年の日本を舞台としたドラキュラの復活騒動から,1年後の物語を描いた作品だ。主人公の来須蒼真(くるすそうま)は自身がドラキュラの生まれ変わりだと知り,カルト教団による魔王再降臨計画に巻き込まれ,周囲に危険が及ぶことを憂いた彼は単身で教団に乗り込んでいく。
「悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架」キービジュアル。中央にいるのが主人公の蒼真で,シリーズ初の日本人主人公(※日本語版のみ)
|
敵を倒して手に入れる「ソウル」を駆使する「タクティカルソウルシステム」を前作より継承。さらに武器の強化にもソウルを活用するように進化。強敵を封じるための「魔封陣」はタッチだけでなく,ボタンでも行えるようになった。
タクティカルソウルには4カテゴリーがあり,それにより多彩なアクションを楽しめる
|
ボタンによって入力が可能となった魔封陣
|
「悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス」の舞台は1944年,第二次大戦中のヨーロッパで,戦争によって命を奪われた魂の怨念が悪魔城を復活させる。復活した悪魔城に挑むのは,伝説のムチを受け継ぐモリス家の末裔ジョナサン・モリスと,その幼なじみである天才魔法使いシャーロット・オーリン。
「悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス」キービジュアル。左がシャーロットで右がジョナサン
|
2人の特徴の異なるキャラクターを切り替えたり,連係させたりして進んでいく独自のゲームシステムを採用している。ジョナサンはムチとサブウェポン,シャーロットは本と魔法という異なる攻撃を持っている。単純に適材適所で切り替えて進むだけではなく,画面に2人を登場させてギミックを作動させるといったシーンもある。
攻撃手段や特技も異なる2人。画面に2人がいるときはどちらか一方を操作し,一方はオートで戦ってくれる
|
2人で協力して進まなければならない場所も存在する
|
そして「悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印」は,19世紀初頭が舞台。魔王ドラキュラの復活のたび,人知れず戦いを続けてきたベルモンド一族の消息が途絶え,次のドラキュラ復活に備え「エレクシア」が組織された。その長であるバーロウはドラキュラに対抗しうる成果として,万物に宿る力を術式返還して呪印へ変える印術「グリフ」にたどり着く。
「悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印」キービジュアル。「Dominus(ドミナス)」は本作の冒頭で奪われてしまう究極のグリフの名前でもある
|
女性主人公シャノアが使うのが,このグリフである。武器を持たない彼女は,要所に存在するグリフを吸印することによってさまざまな能力を身に付け,かつての同胞アルバスに奪われたドラキュラを倒す力を持つ究極のグリフ,「ドミナス」を取り戻すべく彼を追う。
吸引できるグリフは実に多彩で,シャノアの両腕に装備するものと背中に装備するものの2種類が存在。前者はメインとサブ武器として使用するもので,両者を組み合わせた「合成印術」も発動可能だ。後者は主に,移動手段や能力上昇といった効果があり,序盤で入手する「キルクルス」はステージ上にある磁石を使ったアクションを行える。
グリフはシャノアの攻撃手段でもある。使用時は常にMPを消費し,使わなければMPは回復していく
|
ステージ上の磁石に磁場を伸ばし,反対側にシャノアを跳躍させるキルクルス。ゲーム中の重要な移動アクションである
|
そしてもう一つ,一部のファンには目玉ともいえる収録タイトルが,アーケード版の「悪魔城ドラキュラ」と,そのアレンジ版「悪魔城ドラキュラ Revisited」だ。1988年にリリースされ,非常に高い難度を誇る作品として語り継がれるアーケード版「悪魔城ドラキュラ」は,KONAMIが2019年に発売した「
アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション」やハムスターの
「アーケードアーカイブス」などでもプレイできるが,本作にも収録されている。
エクストラタイトルとして収録された2タイトル。同じソフト内で両者の比較が可能だ
|
さらに,そのアレンジ版である「悪魔城ドラキュラ Revisited」は,アーケード版のゲーム内容を楽しく遊びやすくすることをテーマに作られている。
主人公のシモンがムチとサブウェポンを使いこなして進むゲームシステムは同じだが,残機制の導入やムチのパワーアップなど,アーケード版になかったルールを導入していて,操作感覚もファミコン版やスーパーファミコン版のような,比較的操作しやすいものとなり,不条理なまでの難しさを払拭している。
それでも初見のプレイでは思わぬところでダメージを受けてしまうようなシリーズ伝統の難度は健在で,決して簡単になったわけではないこともお伝えしておきたい。
なお,「悪魔城ドラキュラ Revisited」に関しては巻き戻し機能には対応していないが,コンティニューとステージセレクトに対応している。
アーケード版をオマージュした「悪魔城ドラキュラ Revisited」のタイトル画面
|
主人公のシモン・ベルモンドがムチで敵と戦いながら進んでいく,ステージクリア型のゲームシステムを踏襲
|
ちょっともっさりしていたアーケード版のシモンの動作はかなり軽快になった。ムチのパワーアップも導入
|
アーケード版と同様のステージギミックも存在する
|
ステージ1のボス「メデューサ」。基本的なステージ構成はアーケード版をベースにしている
|
게임 이외의 모드로서는 「갤러리」가 매우 충실하다. DS판 3 작품의 각종 비주얼이나 설정 자료, 각국판의 매뉴얼, 패키지 등을 수록. 게다가 발매 당시 개발 관계자가 일일로 그린 예술이나 만화 등 2번으로 볼 수 없는 귀중한 이미지도 모아지고 있어 당시의 공기감까지 맛볼 수 있을 것이다. 또한 갤러리의 내용은 처음부터 모두 볼 수 있으므로 게임을 시작하기 전에 이들을 바라보고 기분을 높이는 것도 좋을지도 모른다.
그 외, 수록 타이틀의 사운드를 단지 들을 뿐만 아니라, 플레이리스트를 만들 수도 있는 뮤직 모드등도 준비되어 있다.
設定資料などが多数収められたギャラリーモード。キービジュアルや設定資料など,300点近くを見られる
|
|
パッケージやマニュアルは各国のものを収録。もちろんズームもできる
|
資料としてあまり残らないスタッフ作画のマンガやイラストなどもある
|
ミュージックモードは収録タイトルのBGMを収録。リピートやシャッフル再生機能のほか,プレイリストを作ることもできる
|
본작의 개발을 다루고 있는 것은 클래식 타이틀의 이식에 정평이 있는 M2로, 각각의 재현에 있어서의 퀄리티는 물론, 「악마성 드라큘라 Revisited」는 M2와 KONAMI의 협동 개발에 의해 그 내용이 구축되고 있다 . DS의 3작품과 달리 시리즈 초대부터 계속되는 스테이지 클리어 스타일이므로 팔에 자신이 있는 사람은 도전해 주셨으면 한다.
또, 조금 매니악한 이야기이지만, 설정 화면에서 볼 수 있는 스탭 크레딧이 걸작이므로, 구입할 예정의 사람은 꼭 봐 주었으면 한다.
知る人ぞ知るM2のお家芸,ネタ満載のスタッフクレジットは必見だ
|
시리즈로서는, 모두 탐색 스타일의 게임 시스템을 계승해 온 DS판 3부작. 각각 참신한 게임시스템을 갖추고 도전하고 보람 있는 볼륨을 갖추고 있다. 이들은 최근 입수 곤란해지고 있는데다 갤러리의 내용 등을 포함한 자료적인 가치도 높기 때문에, 꼭 이 기회에 손에 넣어, 「드라큘라」시리즈의 컬렉션을 충실히 해 보자.
※게임 화면은 개발중의 것입니다
以上が[プレイレポ]本日発売の「Castlevania Dominus Collection」は,DS版「悪魔城ドラキュラ」シリーズ3作品&アーケード版などを収録の詳細内容です。詳細については、PHP 中国語 Web サイトの他の関連記事を参照してください。