gamescom 2024のToplitz Productionsブースで,同社が誇る「ダイナスティ」シリーズの最新作となる都市建設シム「Vampire Dynasty」のライブデモをチェックしてきたので,紹介したい。
Toplitz Productionsは,大規模農業シム「Farmer’s Dynasty」以降,「Medieval Dynasty」や「Sengoku Dynasty」といった作品を成功させ,ダイナスティシリーズの名前を着実に高めてきたオーストリアのパブリッシャだ。
シリーズ最新作である「Vampire Dynasty」では,中世のバルカン地方にある架空の地域
「サンガビア」を舞台に,ヴァンパイアの襲撃で村が荒らされ,自らは生き残ったものの吸血鬼に変えられた
ドラコスが主人公となる。
ダイナスティシリーズとしては珍しく,すべて三人称視点でプレイする本作だが,ライブデモは,ドラコスが吸血鬼になった直後のシーンで始まった。生き残った村人たちは彼が吸血鬼になったことを知っており,ドラコスが近付くと恐怖に怯えるような仕草を見せる。しかし,血の欲望に襲われれたドラコスは,村人たちの態度にはお構いなしに
酒屋の男に噛みつき,彼を仲間にした。
デモを紹介してくれたToplitz Productionsの
ヤクブ・ソルティシック(Jukub Sołtysik)氏によれば,この・筋みつき行為には,食料として血を飲むためものと,仲間を増やすために行う「キス」程度のものの2つあるという。酒屋に行ったのはソフトな噛みつきで,彼もすぐに吸血鬼になり,ドラコスの下僕として付き従うようになった。
ソルティシック氏は,ゲーム序盤,お腹が空いたら人ではなく,森に入って野生動物を見つけ,その血で空腹を満たすほうが良いと話していた。
デモにはすでに,レンガと木材を使ったと思われる数階建ての城が小高い丘の上に存在していたが,本来なら,下僕たちを使ったり,自ら資材を集めたりしながら,コツコツと作り上げなければならない。窓枠や床のタイルなど,さまざまなパーツを組み合わせていくのは,建築シムをプレイしたゲーマーにとってはおなじみだろう。
最初の下僕には,元酒屋ということで,アルケミスト用のステーションでの任務を与えた。ステーションでは,効率的に血液を蒸留するための薬品の調合が行えるようだ。それぞれの下僕は複数のパラメータやスキルを持っており,適所に配置すれば作業の効率が上がるのだろう。
しかし,不満が溜まると去っていくこともあるという。とくに睡眠に対する配慮は重要で,下僕1人につき,棺桶1つを用意する必要があるという。
ドラコスは,
人間,
吸血鬼,そして
コウモリの3形態に変化でき,吸血鬼の姿はヴァンパイアハンターに襲われたときに有効で,コウモリになれば高速移動が可能なようだ。ソルティシック氏は「開発者たちは,バットマン風のアクションを目指している」と話しており,数人に囲まれてもアクロバティックな動きで的確に敵を倒していく様子は,確かに
「アーカム・ナイト」シリーズのバットマンを思わせる。アクションをメインにしたゲームではないが,コンバットシステムはそれなりに作りこまれているようだった。
開発を担当するMehuman Gamesは,ポーランド南部のカトヴィツェに本拠を置くデベロッパで,メンバーは20人ほど。
「Unreal Engine 5」を使って本作の開発を進めているという。
デモの最後では,沼地に住む魔女のためのクエストが紹介されており,ストーリー要素にも力が入っている様子だ。2024年内に
アーリーアクセス版をリリースする予定だが,デモを見る限り,ダイナスティシリーズの異色の最新作は,さらなるブラッシュアップが必要という印象もあった。
インタフェースとテキストが日本語に対応するとのことなので,気になる人はSteamのストアページでウィッシュリストに登録しておこう。
Toplitz Productionsのプロデューサーとして「Vampire Dynasty」のデモを紹介してくれた,ヤクブ・ソルティシック氏
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