2024年9月24日,カプコンの格闘ゲーム「ストリートファイター6」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / AC 以下,スト6)にSNKとのコラボキャラクター,テリー・ボガードが参戦する。今回,実装前のテストバージョンにて,テリーのプレイフィールを確かめてきた。また,同日のバージョンアップで追加される「Vライバルマッチ」などの新要素も合わせて紹介する。
「餓狼伝説」シリーズや「THE KING OF FIGHTERS」シリーズなどのSNKを代表する対戦格闘ゲームに欠かせない存在として活躍してきたテリー・ボガードだが,スト6では,これまでの戦いのなかで使ってきた数々の必殺技をほぼすべて使用できる。その結果,非常に多くの攻め手が揃った多彩なキャラクターに仕上がっている。まずは必殺技の性能を紹介していこう。
テリーの基本衣装はおなじみの赤い革ジャン&キャップ。別衣装では,「餓狼 MARK OF THE WOLVES」のテリーが再現されている
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飛び道具に突進技,ガード崩しと多彩な必殺技を持つスト6仕様のテリー
●パワーウェイブ
初代「餓狼伝説」から使い続けているテリーを代表する必殺技のひとつ。スト6では画面端に到達する前に気弾が消えるタイプの飛び道具となっている。気弾は地を這って前方に飛んでいくため,スライディング系の技はつぶせるが,エドモンド本田のスーパー頭突き,ブランカのローリングアタックといった突進技にはすり抜けられてしまう。ただし,技が発生した直後(テリーから気弾が放たれる前)は攻撃判定が大きいようで,上記の突進技にも打ち勝てる。
●ラウンドウェイブ
パワーウェイブとほぼ同じモーションで,飛び道具ではなく足下に気弾を発生させる。ガードされても有利なので,通常技をガードされた際や画面端の攻め継続として扱いやすそうな必殺技だ。
●クイックバーン
その場でフック→打ち下ろしパンチの二連撃を放つ必殺技。2段目はしゃがみガード不可なので,受け手側は初段で見切って立ちガードに切り替える必要がある。OD版は2段目の打ち下ろしパンチの発生が早く,より見切りにくくなっている。
●バーンナックル
パワーウェイブと双璧をなす,テリーを象徴する必殺技。拳の先端が当たるぐらいの距離で放てばガードされても反撃を受けにくいため,接近を兼ねた奇襲攻撃として使っていけそうだ。
●パワーチャージ
コンボパーツとして使い勝手のいい突進技。強版はヒット時にパワーチャージ以外の必殺技をキャンセルして繰り出せる。ヒットすると見返りの大きい必殺技だが,ガードされると隙が大きく,手痛い反撃を受けてしまう。
●クラックシュート
こちらもテリーおなじみの必殺技で,宙に浮きながら回し蹴りを放つ。前方への移動距離や発生の早さはそこそこだが,相手の下段攻撃につぶされにくく,ガードされても隙が少ない。読み切れば相手の飛び道具を避けつつ攻撃できるので,奇襲に使うこともありそう。
●ライジングタックル
従来の溜めコマンドから,通常のコマンド入力になった対空必殺技。通常版の出かかりにはジャンプ攻撃無敵が付与され,OD版は完全無敵となっている。シンプルに扱いやすい無敵必殺技といった印象だ。
●バスターウルフ(スーパーアーツ1)
「餓狼 MARK OF THE WOLVES」が初出となる,テリーの必殺技のなかでもとくに人気の高いバスターウルフが,本作ではスーパーアーツ1に対応している。発生が早く,技の出かかりは無敵となっている。コンボパーツとしてはもちろん,相手の連係への割り込みにも使える。
●パワーゲイザー~ツインゲイザー~トリプルゲイザー(スーパーアーツ2)
前方に巨大な気弾を放つ,テリーと言えばの超必殺技。本作では各種ゲージ状況によって最大2発まで派生させられる。ゲージ消費量は,1発目のパワーゲイザーはスーパーアーツゲージ2本で,追加のツインゲイザーはドライブゲージ3本,フィニッシュのトリプルゲイザーはスーパーアーツゲージ1本となっている。トリプルゲイザーまでヒットさせた場合は,スーパーアーツ3と同レベルの大ダメージを与えられる。
●ライジングファング(スーパーアーツ3)
高火力,長めの無敵時間,必殺技からのキャンセルでコンボに組み込みやすいといった,オーソドックスなスーパーアーツ3の強みを備えている,スト6版テリーに用意された最大の大技だ。初段のモーションはライジングタックルに近いので対空としても使いやすそう。
過去作の必殺技がターゲットコンボに!
本作のテリーには,過去の出演作では必殺技だった,パワーダンク,ファイヤーキックといった技はターゲットコンボとして収録されている。そのため特殊技の数は作中随一となっている。
立ち中パンチ始動のターゲットコンボを複数持つ。立ち中パンチ後に立ち強パンチを押すと,ガードされても隙が小さいパワードライブが放たれ,立ち中パンチ→立ち強キック→立ち強キックと入力すると,パワーシュートからパワーダンクへ移行。初段の立ち中パンチがヒットしていれば,まとまったダメージを与えられる
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ファイヤーキックは2段目を必殺技でキャンセルが可能。ヒット時は追撃ができる
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ガードを揺さぶる特殊技が複数備わっているのもテリーの特筆すべきポイントだ。
+強パンチで出るハンマーパンチはしゃがみガード不可で,ドライブラッシュからヒットさせれば弱攻撃などにつないでコンボへと移行できる。
そのほかにも,立ち中パンチ→立ち中キックと入力すると発動するパッシングスウェーは,2段目のあとに立ち中パンチを押すとジャンピングラリアットに,立ち中キックの場合,ジャンプニーアタックに派生する。派生時に6方向に入力を入れておくと,移動距離が増し,相手の裏側に回れるので,4つのパターンを使い分けることでかなり相手を撹乱できそうだ。
パッシングスウェーからの派生は,表裏や打撃orすかし投げの崩しを仕掛けられそう。中段攻撃もありがたく,崩しに困ることはなさそうだ
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モダン操作について
テリーでモダン操作を選んだ際に1ボタン入力でくり出せる必殺技は,パワーウェイブ(SPボタン),ライジングタックル(
+SPボタン),クラックシュート(
+SPボタン),パワーチャージ(
+SPボタン)の4つ。ラウンドウェイブ,クイックバーン,バーンナックルを使いたい場合は,コマンド入力が必要となっている。
通常技は置き技として強そうなしゃがみ中パンチ,牽制技として使い勝手がいい立ち中キックが使えなくなるのは少し手痛いが,テリーはしゃがみ中キックからのドライブキャンセル可能なので,中間距離での差し合いが極端に弱くなる印象は受けなかった。
リーチが長いしゃがみ中キック。必殺技,ドライブラッシュのどちらもキャンセルできるので,攻めの要となりそう
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接近戦に関しても豊富なターゲットコンボに加え,アシストボタン+強攻撃ボタンでヒット確認が容易な立ち強パンチが出せるため,攻めのバリエーションやコンボを決めるチャンスが減る感覚はなかった。テリーが気になるけど,コマンド入力はちょっと苦手……という人はモダンから入門してもよさそうだ。
アシストコンボは,パワーチャージをガードされると反撃が確定してしまう。ヒット確認は怠らないようにしたい
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ヒット確認しやすい立ち強パンチ。ここから必殺技やドライブラッシュを絡めて攻めを展開していこう
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AIとの対戦,Vライバルマッチとリプレイ機能が拡張
テリーが追加される9月24日には,ゲーム本編のアップデートも行われ,新要素
「Vライバルマッチ」の追加とリプレイ機能の拡張が予定されている。
バトルハブで選べる新要素のVライバルマッチは,バトルハブ入口から見て左手にいる
リーフェン&まねもんくんに話しかけることで利用できる。まねもんくんには,スト6プレイヤーたちの動きを学習した
AI「Vライバル」が搭載されており,Vライバルが操るキャラクターとの疑似対戦や,Vライバル同士の試合の観戦,自分の動きのみを学習したVライバルとの対戦などが行える。
リーフェン&まねもんくん
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まねもんくん内のAIは,ルーキーからマスターまでのプレイデータをキャラクター別に収録している
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気になるVライバルの実力だが,今回の試遊では学習データが十分ではなかったためか,最高レベル(マスターランク)のVライバルを選んでも,対人のマスター帯と比べるとコンボ選びや対空の精度などはやや物足りない印象を受けた。
上級者向きではなく,どちらかと言えば初中級者向けの新しい遊びといった印象で,対人戦やランクマッチにデビューする前の予行練習に使いやすそう。サブキャラの練習,使用率が低く対戦する機会が少ないキャラクターの動きを探るといった用途にも合うかもしれない。
Vライバルとの対戦後には,まねもんくんからのアドバイスがもらえる
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対人戦の内容を見返すリプレイモードには,
リプレイ再生中に好きなタイミングでプレイヤー操作に切り替えられる機能が追加された。この機能を活用すれば,対戦時は回避方法がわからずに食らってしまった相手のセットプレイへの対処法や,実戦とまったく同じゲージ状況,ガード後の距離から確定反撃が入るかどうかといった検証を,トレーニングモードを経由することなく行える。より練習が捗る新機能と言えそうだ。
リプレイ再生からの操作切り替えでは,自分はもちろん対戦相手も動かせる
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以上是[游玩报道] 隆重介绍将参加《街头霸王6》的SNK合作角色特里·博加德。 AI战斗'V Rival Match”等新功能的详细内容。更多信息请关注PHP中文网其他相关文章!